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2007年8月

近づく

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実際

容姿や話す言葉や、

そんなもので一瞬にしてその人の生まれに察しがついてしまうほど

日本は狭かった。

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この国は驚くほど広くて、

驚くほど人と人との間に共通するものがない。

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右隣はトルコ生まれの韓国イギリスハーフ

左隣はカナダ生まれペンシルバニア育ちのアジア系

向かいは台湾のインターあがりの留学生

もはやなにも共通するものなんてない。

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だからもちろん

なにも言わないでもなにかを分かり合えるほど

感情を共有していない。

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でも

お母さんて優しいんだなぁと思ったり

滝つぼを見たら吸い込まれそうになったり

お酒を飲んだら気持ちよくなったり

電気を消してから寝るまでの間に

暗い中でぐずぐずと考えたりすることは

もしかして一緒なのかしら。

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まちまち

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東京は、とてもいいところです。

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人がとてつもなく多い分、街も広くて、多彩で、深いです。

いろんな人に出会えます。

東京以外の各地からやってきた人たちが多くて、なんだか楽しい話をしてくれます。

それぞれの根っこが異なることを知っているため気を配るのが上手で、やさしい話し方をします。

共有するものが少ない場で出会った人達は、お互い基本的に理解できないと思いつつ話すんだけど、もしかしてこの人ならできるのかもな、してくれるのかもなと感じたらとても嬉しくなって沢山しゃべって、いやぁ話のできる人に出会えたな、なんて言ってその人と何度もお酒を飲んだりします。

みんな頑張っています。

時計を1秒ごとに見ながら、ひぃひぃ言いながら走って、ご飯も食べずに、布団にも入らずに、たまにお酒を飲んで休憩して、また走り出します。

そうして本気で作り出された物達はやっぱり質の高いものばかり。

私は毎日触発され、刺激されます。

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東京の空は狭いけれど、その分みんな見ようとするし、

見えるありがたさを知っています。

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私の生まれたところは、とてもいいところです。

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のどかで、のんびりとしています。

ここで生まれ育った人たちばかりだから、共有するものが多い分親しくするのが上手で、気の置けない話し方をします。

みんな緑が好きで、のんびり過ごすのが好きで、よく昼寝をします。

車に乗って、あまり歩くことをしません。

夕方には雨がよく降り、雷がよく落ちます。

だから、夕日が沈む頃には、雨雲のなかに太陽の光が乱反射して、空がおそろしい色に染まります。

夜には、驚くほど大きな空に小さな月が放り出されて、居心地悪そうにぽかんと浮かんでいます。

春には芽吹き、夏には虫が鳴き、秋には色づき、冬にはびゅんびゅん冷たい風がふきます。

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この夏、中国地方~九州、東京、群馬まで、沢山の場所にいきました。それぞれの場所にそれぞれの理由を持って人が暮らしていて、みんなずいぶんと違う心持ちで生活していました。

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地球は狭いけれど世界は広い。

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今日のよき日に

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あなたがどこで生まれて

どんな人達の中で育って

どこに住んで

毎日どんな本を読んで

どんな服を着て

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なにを見て

なにを喜んで

どんなことを悩んで

どんなことに感動しようとも、

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たとえなんにもしなくとも、

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何十何年かの間、

あなたの時間はちゃんと過ぎていたんでしょう。

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毎日なにかを飲んで、

汗をかいて、おしっこをして

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毎日なにかを食べて、

うんこをして、肉をつけて

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寝て、おきて

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息をすって、息をはいて

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愛して、慈しんで、感謝して

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長い間、きちんと生きてきたんですね。

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あとは

子供をつくって、育てて、巣立たせたら

立派に生きたしるしが残せますね。

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おめでとう

宴だね。ビールを飲んで、回らないお寿司を食べよう。

あとケーキも!

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たらたらと

ぽたぽたと

際限もなく出てくるなぁ

一度開いたら

閉め方が分からなくなってしまうんだよね

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深い意味があるわけではないし、

まして寂しいわけじゃないんだ

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あえて言うとしたら

嬉しいからかもしれないな

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いやいや

やっぱり少しだけ

寂しいのもあるのかもしれない

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とにかく、こみ上げてくるんだよ

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だって今日は特別な日

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君が僕を思い出してくれる日

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あれからずいぶん経ったのに、

君が憶えていてくれて

変わらず想っていてくれて

こうして一緒に泣いてくれること、

僕はとっても嬉しいんだ

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そう

なんにも心配することはないし、

悲しむ必要もないんだよ

君と僕はずっとつながっているんだから

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創る

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例えるとするなら、ピカソの描く絵のようでもありました。

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ものを生み出すエネルギーには

100人いれば100通りのそれがあると思うんだけど、

そこからできたものたちが

なぜか似たようなものになったりするのは不思議。

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ただ手を動かすのが楽しくて

そこから何かができるのが楽しくて、

邪気がなく

欲もなく

ふわふわと笑いながら

ひたすらになにかを創っている子に会いました。

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その手からできた大量のなにかを見ていたら、

頭がほぁーんと

顔がへらへらとなって

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私がいつからか熱心に読むようになったキャプションやら、

意味やら意図やら技法やらなにやらもうどうでもよくなりました。

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複雑なことを考えるのはエキサイティングで楽しいけれど、

なんにも考えなくても身体にずんずん入り込んでくるものにはやっぱりかなわない。

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ただね、

考えるなといったところで考えてしまうのなら、

そのときは、

考える人なりに考え抜いたものを創ればいいだけの話です。

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帰る

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久しぶりの実家です。

畑でゴーヤが育ってました。父が新聞に載ってました。

ずっと変わらないような気がするけれど、知らないうちに少しずつ変化しています。

16日間、色んな人の家に泊めてもらいました。

鳥取の家、福岡の家、長崎の家、京都の家、東京の家。

わたしは同じところに3日と留まらずに、

お世話になります、

とお世話になりました、を短いスパンで繰り返して、

もう簡単には会えないだろう友人と、

きっと二度とは会わないだろう親切な人たちと、

まるでまた明日会うように「それじゃあまた。」と言って別れました。 

それぞれの家でそれぞれの生活をして、

そこで気づかないくらいにほんの少しずつ、ゆっくりと変化している人たちを

そこここで覗きながら、

さて私はどこへ帰ろうか、と考えていました。

と言っている間に、

群馬に帰ったらしばらく塞き止めていた私の変化の流れが一気にやってきました。

ひとまず、溜まっていた郵便物と滞納していた電気代と放置していた引越し後の荷物を処理しないと。

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静か

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たとえば一ヶ月間屋久島にいたとして

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その間目にする人の数の

きっと何十倍もの数が

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一瞬のうちにスクランブル交差点を動くんだなぁ。

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