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たいせつ

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たとえば、

すごくおいしいものをおなかいっぱい食べた後は、明日の試験なんてどうでもいいやという気分になったり、

すごく暖かくて空気がきれいな日には、ごろごろしてる猫に微笑みかけてしまったり、

逆に、

すごく冷たい雨が降る中では、誰かの顔がどうしても思い出せなくなったり、

すごく眠たいときには、どんなにうれしい言葉も耳を通り抜けてしまったり、

当然なんだけど

体で感じることはダイレクトに頭に通じているんですね。

最近私の思考にひどくまとまりがないのも、

きっと本当にまとまりのない生活をしているせいだと思います。

朝地下に入って、深夜に地上に出ます。

外が寒くなっていたことには気づいていたんだけど、

本当はなにが起こっているのか、よくわかっていなかったんです。

でもこの前久しぶりに大学の外を一人で歩いて

昼間の空気をすって、通り過ぎるいろんな人を見て、

古い家の壁の汚れとか、洗濯物を干すお母さんとか、

木を見上げたら、

黄色とか赤とか緑とか、茶色とか青とかその間にある薄い中間色の粒とか

虫とか鳥とか本当はすごく大きな音でこすれあって、ないて、音を出していて、

あー

ここはこんなに広くて、季節はちゃんと巡ってたんだなって

体で感じて、なんだか気持ちよくなっちゃいました。

.............................

ちょっとした感覚とか、理由のつかない気持ちの変化とか、

誰かに説明して共有する必要はないのだけど、

それでもこんなことをわざわざ書いて残したり

たとえばあなたをいつも見ていると、気にかけていると

毎日誰かに伝えておくのは、

そうゆうちょっとしたものが、いつ自分からなくなってしまうのかわからないからです。

幽霊みたいにすーっと抜け出てしまうことも、

突然ぱっと消えてしまうことも、

あるいは体ごと壊されてしまうことも、

もう次の瞬間起こる可能性があることで、

私はそれをいつか伝えるためにとっておくことはできません。

すべての結果に原因があるとして、それを自然だというとして、

それでも今どうしても失いたくないものがあるときに、

私にできることは

体で感じて、声に出して、手で触れて伝えることだけです。

変わるものも変わらないものも、

くるひともいくひとも、

今そこにいるあなたも、

みんなラブ!そしてはぐ!

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