« ただ考えているだけ | トップページ | ほんじつの映画 »

ただ考えているだけ 2

M氏と高橋源一郎氏の対談に行ってきた

ここの所、芸術家も積極的に言葉を発したり、行動をおこす中
沈黙を守っていたM氏がどんな事を考えていたのか気になっていたけれど
冷静で、これまでの行動の延長線上にある、つまり彼の中で一貫した態度で
なんだかとても納得がいった

ひとことで言えば
「まず反省し、懺悔しよう」

神戸で<なにものかへのレクイエム>が響いていたのを思い出す

20世紀の「政治の季節」に乗り遅れ、だからこそ引きずっている二人は
今の世相をとても冷静に見ていた

詳しくは書かないけれど、
最近起る色んな事にうまく言えない違和感を感じていた私にとっては、かゆいところに手が届いたような感じがした

「がんばれ日本」なんて、まるでオリンピックとかワールドカップみたいだけど(サッカー選手のCM!)
だとしたら、今回の震災から復興へ一連の出来事が、日本という国の威信をかけた政治的行事という事になる

みんなが「被害者」であり、「善意」で動いている事に疑いを持たない
一定数のアジテーターがいる
とても強くてシンプルで、だけど、誰の言葉か分からないいくつかの平板な言葉が溢れている
それらが、肯定派か否定派か、どのような立場をとるのかという選択を迫る

そのような中で、覆い隠され、守られているものもある

ただ色々情報を集めて考えているだけで、はっきりとした言葉にできない私は、これでいいのかしら…と思っていたのだけど
今はこれでいいのかもな、とちょっと思う

話の途中で酸欠になった
座りながら吐きそうになるのは、今日二回目
一度目はアラタニウラノでハンディカムの映像を見ながら
(それはいいとして)

アートフェアを開催中のスパイラルでは、まさに「アートのちから」なるコーナーが設置され
国内外のアーティストからのメッセージ(作品)が掲示されていた
それこそ「アートにできる事」を考えての事なのだろうが
今ここにいる人(多くは美術関係者か、美術品を買いにきたセレブ)が、さらっと描かれた絵付きのメッセージ見て、どんな「ちから」を受けられるのだろう

どこに、どんなメッセージを、どのように伝えるのか
アートにそれをコントロールする事が可能なのか





|

« ただ考えているだけ | トップページ | ほんじつの映画 »

東京」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/421501/39464204

この記事へのトラックバック一覧です: ただ考えているだけ 2:

« ただ考えているだけ | トップページ | ほんじつの映画 »