東京

掘る

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あつい
雷がなってる

私が小さい頃一番仲良しだった子が、雷が大嫌いで、もうずっと大泣きだったのだけど
その子が泣き止まないのは、私が悪い事をしたのを天が怒っているからだと思って
もう悪い事しませんから雷をやめて下さい、と
教会で習ったばかりの十字をきりながら懺悔していたのを思い出す

最近、岸井大輔さんのワークショップにスタッフとして参加し続けて、
自分に関して発見したことが沢山ある

今まで思い出す機会もなく忘れ去っていた細かなことを、探り探り話していくと
私の話は必ずといっていいほどお兄ちゃんにぶつかる
その時たぶん私はとても苦い表情をしていて
ほぼ100%「悔しい」という言葉を出す

私はとにかくお兄ちゃんに憧れていて、
彼を越えるためにがんばっていたのだと初めて気づく

私の一番仲良しだった子は、家族の中でずば抜けて若い私が唯一かわいがり守りたかった、
弟のような存在だったんだろう
雷がなって夕立の匂いがすると、
彼の泣いている声と、その震える体を抱きしめていた時の感触を思い出す

今私の表情はどうなっているのか、よく分からない

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パフュームの愛され方はんぱない

http://www.youtube.com/watch?v=g9uihKSXMXo&feature=related

この人の愛は、誰もうまく説明ができないだろうけど、確実にあるんだろう

http://www.youtube.com/watch?v=Q26BYlQ-JiI&feature=player_embedded

これだけ関係のない場所の関係ない人から愛されるというのはどんな気持ちだろう


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最近原発に対する反応の中で、親が持っている子供への愛の強さを感じる
小さな子供を持つ親の真剣さは他の人と比べ物にならない
論理ではなく、無条件で無償

それに比べ、夫婦という人間関係の危ういこと
それでもその間からでないと子供が生まれることはない

結婚相手は適当で良いかもしれないけど
子供を作るのは最高の人とでないと嫌だと思う

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私が心の中をのぞきたいと思っている人は、人間関係に関してとても深く考えてきた人で
結局、男も女も老いも若きも全てをぐるんと包み込んでしまうまなざしを目指しているんだと思うんだけど
そのかわり、もしかしたら、一人の人を愛すということをしてこなかったのかもしれない
うまくできなかったのかもしれないし、周りが許さなかったのかもしれないし、しないと自分で決めたのかも知れない

でも、それに関して私は深く追求することはできないと思っている
そういうわけで、私は今何も言えない

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3ヶ月目

・@cocoro0608千夏
@beruo2k 初めまして。私は従姉です。千夏は今日の夕方に息を引き取りました。先生には伝えて欲しいと言いました。

・大江健三郎「セヴンティーン」1961
 おれが恐い死は、この短い生のあと、何億年も、おれがずっと無意識でゼロで耐えなければならない、ということだ。この世界、この宇宙、そして別の宇宙、それは何億年と存在しつづけるのに、おれはそのあいだずっとゼロなのだ、永遠に!おれはおれの死後の無限の時間の進行をおもうたびに恐怖に気絶しそうだ。…
 死んだ人間なら無意識だから恐怖を感じることがない。ところが夢の中のおれは無限の遠方の星で独り目覚めているので恐怖をつねに意識しているというわけなのだ。悪意にみちた夢の配給管の悪がしこい発明だ。死の恐怖と、その悪夢は近づいてきていた。…
 ソノ夜、オレハ自分ガ美智子サンデモアリ、投石少年デモアル夢ヲ見タ。アレハ何故ダッタロウ?あれは何故だったろう、おれは死の恐怖から逃れられず体をおこし目を開き、震える体を抱きしめ暗闇を睨みつけた。今日はいままで一番ひどい恐怖で脂汗が流れてきた。おれは祈るような思いで、できるだけ早く結婚し、その美しくはなくても憐憫の情の厚い妻に夜じゅう目覚めていてもらい、おれが眠ったまま死なないように見はっていてもらえたら、と願った。


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・デレク・ハートフィールド「火星の井戸」(村上春樹『風の歌を聴け』1982)
 ある日、宇宙を彷徨う一人の青年が井戸に潜った。彼は宇宙の広大さに倦み、人知れぬ死を臨んでいたのだ。下に降りるにつれ、井戸は少しずつ心地よく感じられるようになり、奇妙な力が優しく彼の体を包み始めた。1キロメートルばかり下降してから彼は適当な横穴をみつけてそこに潜り込み、その曲がりくねった道をあてもなくひたすらに歩き続けた。どれほどの時間あるいたのかはわからなかった。時計が止まってしまっていたからだ。二時間かも知れぬし、二日間かもしれなかった。空腹感や疲労感はまるでなかったし、先刻感じた不思議な力は依然として彼の体を包んでくれていた。
 そしてある時、彼は突然日の光を感じた。横穴は別の井戸に結ばれていたのだ。彼は井戸をよじのぼり、再び地上に出た。彼は井戸の縁に腰を下ろし、何一つ遮るものもない荒野を眺め、そして太陽を眺めた。…
「あと25万年で太陽は爆発するよ。パチン…OFFさ。25万年。たいした時間じゃないがね。」
 風が彼に向かってそう囁いた。
「私のことは気にしなくていい。ただの風さ。もし君がそう呼びたければ火星人と呼んでもいい。悪い響きじゃないよ。もっとも、言葉なんて私には意味はないがね。」
「でもしゃべってる。」
「私が?しゃべってるのは君さ。私は君の心にヒントを与えているだけだよ。」
「太陽はどうしたんだ、一体?」
「年老いたんだ、死にかけてる。私にも君にもどうしようもないさ。」
「何故急に…?」
「急にじゃないよ。君が井戸を抜ける間に約15億年という歳月が流れた。君たちの諺にあるように、光陰矢の如しさ。君の抜けてきた井戸は時のゆがみに沿って掘られているんだ。つまり我々は時の間を彷徨っているわけさ。宇宙の創成から死までをね。だから我々には生もなければ死もない。風だ。」


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・死生学 
小林秀雄「夢は、体験として事実である」
http://www.veoh.com/watch/v19452416GEsNYBwa

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今更

次々に電話がなり、
家賃の請求と、クレジットカードの請求と、図書館の資料取り寄せ代の請求をされる
おまけに本の延滞もしてるし、そろそろ授業料が来る

お金がないのに色々しようとするとみんなに責められるんだなぁと実感

無料働きに忙しく、お金を稼いでいる暇がないのだけど
それはかなり贅沢な人のやることだった

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気づいたら驚く程時間が経っている

昼間に二人でぱちりっと
だって
嫌な事思い出した

失われてしまったものは、これからどうあがいても越えられない
それは過去の空間に凝固してしまっているから
たぶん、翡翠の中に入った虫みたいに
それは今とか未来とかがある時間の流れとは違う場所にある
とてもよくわかる

古い家に帰りたいという詩は、そのとても幸せだった場所が、夢の中の遠い過去になった時にしか詠めないと書いてあった
これもよくわかる
年齢を重ねると、そういうころころとした化石みたいなものが溜まっていくのだろう
そして、悲しいほど光って見えるのかもしれない

でも実際、私はまだ実感としてよくわかっていないんだと思うし、
他人がそういうきらきらを見る時の、なんともいえないぼやっとした目を見るといらいらする
そうやって遠い目してる今もそのうち過去になるんだぞ、と思う

私はたぶん、写真とかそういうものを現在形のものとして見たいんだと思う
撮った人がどうだったとか、その時がどうだったとかは、それを見る私には全く関係なくて
逆にそういう内輪話を持ち込まれるのが迷惑だとすら思う
これはこれとして、今初めて見る私にとっては新しいものなわけだから

人や記憶が消えても、ものは残ってしまうという事
それを残す事の責任

今はデジタル化社会だから、あまりものに執着はないのかな
逆かな

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Where is here?

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いつもの通学路の、一本脇の道

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上と同じ道 たぶん、保坂和志さんの小説に出てきた所

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いるのは外国人ばかり

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もう二度とたどり着けなさそうな路地裏の
戦前から今まで、色んな人が住んでいるアパート
一階は骨董品屋

全て、誰もが一度は通った事のあるような大きな道に並行する脇道にひっそり存在している
近所に住んでいるのに、足を踏み入れた事のない人も多いと思う

でも、大きな道ができる前から変わらず存在し続けているだけの話で、昔はどこもこんな感じだったんだろうし
新しくできた大きな道をデフォルトにして「ひっそり」なんて言うのは失礼な話かもしれない



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don't run away 'cause if it's no ok

仙台拠点に活動してるmonkey majik
実は地震後私が一番に心配したのは彼らだったのですが
被災しながらもちゃんと情報発信して
ボランティアしながら曲まで作っちゃって
いつもいつも、すごいなぁと思いながらツィッター見てる

周りだけでなく、遠く離れた所の人まで笑顔にできるほど強い明るさ、
本当に尊敬します

ブログ(BJ)
http://blaiseplant.syncl.jp/

ツィッター(BJ)
@BlaisePlant

Around the world
http://www.youtube.com/watch?v=14VYJB7iUhg&feature=related

そんでカンパイ!
http://www.youtube.com/watch?v=SKAU9eFBSLM

おし、がんばろー

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ただ考えているだけ 2

M氏と高橋源一郎氏の対談に行ってきた

ここの所、芸術家も積極的に言葉を発したり、行動をおこす中
沈黙を守っていたM氏がどんな事を考えていたのか気になっていたけれど
冷静で、これまでの行動の延長線上にある、つまり彼の中で一貫した態度で
なんだかとても納得がいった

ひとことで言えば
「まず反省し、懺悔しよう」

神戸で<なにものかへのレクイエム>が響いていたのを思い出す

20世紀の「政治の季節」に乗り遅れ、だからこそ引きずっている二人は
今の世相をとても冷静に見ていた

詳しくは書かないけれど、
最近起る色んな事にうまく言えない違和感を感じていた私にとっては、かゆいところに手が届いたような感じがした

「がんばれ日本」なんて、まるでオリンピックとかワールドカップみたいだけど(サッカー選手のCM!)
だとしたら、今回の震災から復興へ一連の出来事が、日本という国の威信をかけた政治的行事という事になる

みんなが「被害者」であり、「善意」で動いている事に疑いを持たない
一定数のアジテーターがいる
とても強くてシンプルで、だけど、誰の言葉か分からないいくつかの平板な言葉が溢れている
それらが、肯定派か否定派か、どのような立場をとるのかという選択を迫る

そのような中で、覆い隠され、守られているものもある

ただ色々情報を集めて考えているだけで、はっきりとした言葉にできない私は、これでいいのかしら…と思っていたのだけど
今はこれでいいのかもな、とちょっと思う

話の途中で酸欠になった
座りながら吐きそうになるのは、今日二回目
一度目はアラタニウラノでハンディカムの映像を見ながら
(それはいいとして)

アートフェアを開催中のスパイラルでは、まさに「アートのちから」なるコーナーが設置され
国内外のアーティストからのメッセージ(作品)が掲示されていた
それこそ「アートにできる事」を考えての事なのだろうが
今ここにいる人(多くは美術関係者か、美術品を買いにきたセレブ)が、さらっと描かれた絵付きのメッセージ見て、どんな「ちから」を受けられるのだろう

どこに、どんなメッセージを、どのように伝えるのか
アートにそれをコントロールする事が可能なのか





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ただ考えているだけ

近頃の、自粛とか中止とか、色々なこと

作品自身に良いとか悪いとかなくて
ポジティブにもネガティブにも力を増長させてしまうタイミングがあるのだという事を感じている

ただあるだけで人の心をつかんでしまうような、すぐに何かに走らせてしまうような
強い力を持っている作品を扱う事の難しさ
出し方ひとつ、言葉ひとつ

周りを見ると、色んな人が色んな立場で色んな事を発している
それは自分にとって納得のいく答えを探せるという意味で良い事でもあるけど、
自分が何を信じたら良いのかわからなくなって、混乱もする

言葉や伝え方によって伝わるレベルが違うけど
色々考えて足踏みしてないで、危ないかもしないけどそうゆうのもう良くて、
ぎりぎりアウトぐらいのところで叫んでる人はかっこ良く見えてしまう

http://www.youtube.com/watch?v=7E6huKlEjl0&feature=related

汗なのか涙なのかわからないんだけどきらきらしすぎてる

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だいたい20日目

建てない建築家で、都市型狩猟採集生活の推進者、坂口恭平さんの動向が気になっていました
一時は彼の著作の一部分がスキャンされて、ツィッターで流れたりしてましたが
彼自身は活動拠点を地元である熊本に移したそうです

メディアや周囲の人に流されるのではなく、
自分自身の直感と、守りたいと思う人への気持ちを強い軸にして行動に移す足の力は
近頃報道が少なくなってきて、それに流されて危機感をなんとなく薄れさせていた私にとって
どきっとさせられるものでした

http://www.0yenhouse.com/zerojuku/chapter5.html

私はどんな場面でも、根拠なく「まぁ大丈夫だな」と思ってしまう傾向があるのだけど
それは、放っておけば杞憂につぶされてしまうような自分の精神を守る一つの方法として、反射的にそうなってきた部分があったのだと思います
しかし、こういう非常事態には柔軟に対応しないと、後で取り返しのつかない事になるのだと
警告してくれるオルタナティブな人やメディアもあるという意味で
日本はすばらしい国だと思います

自分の身は自分で守らねばね
信頼できる情報源を自分で決めて、あとの行動は自己責任で

私は東京を出る事はないけれど、ちゃんと水を買おうと思います

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